医療法人、森田耳鼻咽喉科医院       

耳鼻咽喉科・アレルギー科・気管食道科
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ご高齢者に多い病気

1,誤嚥 2,嗄声 3,味覚障害 4,老人性難聴及び耳鳴り

 中でも誤嚥に関しては、最も注意が必要です。
高齢化に伴い、唾液分泌量の低下、知覚鈍麻、咀嚼筋の衰え等により食べ物をスムーズに食道へ流し込む動作に障害が生じ、誤って気管内に食物が入ってしまう、いわゆる誤嚥が発生しやすくなります。これを度々繰り返す事により嚥下性肺炎を引き起こし、命の危険に関わるケースもあります。高齢化に伴いこの嚥下性肺炎の発生率が近年非常に高まってきています。
ご高齢者の方で肺炎に罹ったことがある食事中よくむせる食事中又は食後に喉にゴロゴロする感じがする胸に食べ物が残ったり詰まっている感覚がある等の症状がみられる方は、嚥下機能検査を受けてみる必要があるかも知れません。
方法としては、
(A)問診(B)身体機能の評価(C)口腔、咽頭、喉頭の診察:自覚症状のない場合でも、軟口蓋(のどちんこの上の柔らかい部分)や声帯の神経麻痺によっても嚥下障害が起こる場合がありますので、神経や筋肉(声帯筋群など)の動きをチェックします。(D)嚥下内視鏡検査(ケースによって嚥下造影検査追加)(E)治療方針、嚥下指導、訓練 といった形で行います。 お困りの方は、ご相談ください。

つぎに嗄声
声帯筋群(輪状甲状筋、声帯筋、甲状披裂筋、披裂筋、外側輪状披裂筋、後輪状披裂筋)の振動により声は創り出されますが、加齢とともに、筋力の低下、肺活量呼出量の低下による発声障害も見られます。
主に、内視鏡による筋肉と披裂部軟骨の動きなどにより原因を探っていきます。

味覚障害、難聴、耳鳴り
加齢に伴う難聴は、コミュニケーション能力の低下を招き、意欲低下や認知の低下、脳の萎縮などに影響を及ぼすことが分って来ています。最新では、内耳の再生(再生医療)も取り上げられてはいますが、まだ現実的ではありません。加齢性難聴は、音は分るが聞き取りにくいという特徴があり、補聴器の良い適応です。しかし、年齢的に、機械に不慣れな点や、周囲のノイズによる影響など問題点も多くあります。
味覚に関しては、加齢に伴う唾液量の低下、随伴する舌表面の乾燥味蕾細胞の変化がありますので、人口唾液等の使用が有効なケースもみられます。