耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科
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臨床ニュース : 随時更新

新型コロナ変異率、インフルエンザの24分の1     長崎大: Scientific Reports online(ネーチャー・リサーチ社) 2023/9/11

変異株の出現が流行の繰り返しや感染拡大の主な要因とされる新型コロナにおいては、様々な変異株が出現した。研究では主なウイルスの増殖部位の一つ、人間の気管支上皮由来の細胞を使用。コロナ、インフルエンザ両方のウイルス培養を15回繰り返し、遺伝子上の変異を詳細に解析。その結果、新型コロナの変異率はA型インフルエンザの約24分の1であることが分かったという。インフルエンザに比べコロナの変異率は低いことが確認されたが、今後さらに研究をすすめることで、次に出現する変異株の特定が可能になれば、従来のインフルエンザワクチン同様、流行前に対応ワクチンの接種が可能になり、感染拡大の制御が期待できるという。

コロナ・オミクロン株感染、半数以上が自覚無し   JAMA Netw Open :Sandy Y Joung etc   2022/8

米カリフォルニア州ロサンジェルスで、SARS-Cov-2:コロナオミクロン株に感染した成人をコホート研究で評価。オミクロン感染の血清所見のある大学病院職員、一般市民210例を解析。結果、44%がオミクロン感染を自覚。56%は感染に気付かなかった。自覚のない参加者のうち10%は、何らかの症状はあったが、風邪やコロナ感染以外によるものと考えていた。多変量解析では、医療機関職員のほうが一般市民よりオミクロン感染を認識している割合が高かったという。


舌下免疫療法(スギ花粉症などによるアレルギー性鼻炎に対する体質改善治療法)の作用メカニズムの解析・千葉大学 2022/9/30

同療法前後の採血検体を比較、使用有効例において、病原性記憶Tpath2細胞(アレルギー物質に反応して増加するアレルギー関連サイトカインを産生する細胞)の減少がみられた一方で、Th2細胞(アレルギー症状軽減に関与する細胞)と制御性T細胞(炎症抑制する細胞)が増加した。つまりT細胞系の性質変化が解析されたという。また、細胞性変化を疑似的経時的に解析すると、Path2がTh2細胞への変化を経て、制御性細胞へ分化している可能性が推察され、Th2細胞レベルでは、活性化に必要なサイトカイン受容体が低下しアレルギー性サイトカイン産生の低下もみられたという。この変化には、マスキュリンというTh2細胞の機能を抑制する因子が発現しこのマスキュリンは同療法のバイオマーカーとして利用できる可能性を示唆。今後も更なる解析が期待される。


COVID-19による嗅覚(味覚)障害 up to date        金沢医大 prof.miwa氏他、 2022/5。

新型コロナウイルスによる嗅覚味覚障害については、2020年(野生株)~2021年(アルファ株)~2022年(オミクロン株)と、発生当時はコロナウイルスPCR陽性者の80%に嗅覚味覚障害を認めたものの(Eur Arch Otorhinolaryngology 2020),近年オミクロン株に至っては上気道炎が中心の症状となり嗅覚味覚症状例は減少傾向にあるとされる。一般的に、嗅覚障害に関しては病態別に、(1)気導性嗅覚障害:鼻から吸った空気が嗅裂部(鼻腔内の匂いを感じる部分)に到達しないため生じる場合。例えばアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻疾患によるもの。(2)嗅神経性嗅覚障害:インフルエンザなどウイルス感染症由来もので、嗅神経の変性脱落によるものの他外傷、薬剤由来の嗅細胞障害など。(3)中枢性嗅覚障害:脳内嗅覚路障害による障害で、頭部外傷、脳梗塞、パーキンソン病など神経変性疾患によるものなどがあげられる。はたしてCOVID-19に伴う嗅覚障害の病態は何処まで明らかになっているのでしょうか?フランスのグループ(Neurology,2020;)によると、その障害例では、鼻から吸い込まれた匂い分子が受容され、嗅神経を介し脳に伝達される嗅裂と呼ばれる鼻腔内の嗅細胞の存在する場所での閉塞が確認されたといい。更に、その後の検討からは、COVID-19ウイルスの人体内へ侵入に重要なスパイクタンパクに対する宿主の受容体ACE2が効率よく侵入するために必要な役割を果たす酵素TMPRSS2が嗅粘膜に多く存在していた事が明らかになったという(Rhinology,2021)。Prof,Miwa氏によると、COVID-19の病態としては、初めに支持細胞に感染することで、嗅粘膜の浮腫を起こし気導性嗅覚障害を起こし、大部分は早期に回復する一方で遷延する場合には、嗅神経細胞障害が起き嗅神経性嗅覚障害が発生する事が考えられるという。COVID-19嗅覚障害の発生機序については解明されつつあるものの今後も更なる検討と考察が必要と思われます。 


ファイザー製ワクチン(sars-cov-2:トジナメラン)と突発性難聴の関連性                       JAMA Otolaryngo Head Neck Surg 2022/02/24オンライン版 Lady Davis Carmel Medical Center Yoav Yanir氏

イスラエル Clalit Health Service(CHS)のデータベースを用いた後ろ向きコホート研究。トジナメラン接種と突発性難聴との関連を検討。対象は、2020/12/20~2021/4/3のワクチン接種を受けた260万2557例。ワクチン導入前の2018年2019年のCHS集団予想症例数と比較、結果、標準化罹患比(SIR)は一回目接種が1,35 2回目接種が1,23. 年齢性別解析では一回目で女性が1,92二回目は男性が増加、SIRは2.45。今回のコホート研究では、効果量は非常に小さいものの両者の間には関連性がみられたが、これらの関連を証明するにはさらなる研究が必要とされる。

   

新型コロナウイルス感染症「スーパースプレッダー」の特徴   Jounal of Infection  医科歯科大 2022/01/21

2003年のSARSあるいは2012年のMERS流行時から、すべての患者が等しく感染を広げるのではなく、高いウイルスコピー数を持つ特定の患者が感染を広げていくことが知られていた。これらの患者はスーパースプレッダーと呼ばれ、新型コロナウイルス感染症に於いても高い感染率と死亡率を持つことが知られている。研究グループは2020年3月~2021年6月までの新型コロナ患者にて検討を行った結果、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症、関節リウマチ、がん、慢性腎不全、脳梗塞、心疾患、呼吸器疾患、アレルギーなどの既往歴につき調査分析を行い、上記の既往を三つ以上併せ持つ患者はそうでない人の87,1倍のウイルスコピー数を持つことが明らかとなった。また、糖尿病患者では17,8倍、関節リウマチ患者においては1659,6倍、脳梗塞では234,4倍、それぞれウイルスコピー数が高くなった。更に、入院時血液検査解析では血小板とCRP(炎症反応値)が低い患者もウイルスコピー数が多かったという。感染を広げる原因となりえるスーパースプレッダーを既往歴や入院時の血液検査の情報から特定する事で良好な感染管理措置をとることが可能となる事が示唆されたという。


新型コロナウイルス感染後数日で、広範囲の嗅上皮が脱落 ACN Chemical Neuroscience,Online  東大、テキサス大共同研究 2021/02/02

新型コロナウイルスSARS-CoV-2ウイルス量に関係なく、感染が成立すると感染後数日で広範囲にわたり嗅上皮(鼻の奥にある臭いを感知する部位)が脱落するという。一般的なウイルス感染や薬剤による嗅上皮障害は一過性であることが多いが、SARS-CoV-2によって引き起こされるCOVID-19の初期症状としての嗅覚障害は早期診断の指標になりえると注目されているが、一方で、パンデミックから一年が経過した今、急性、初期症状だけではなく急性期を脱した人の18~45%で何らかの嗅覚障害が残存していることもわかった。今回の研究結果からは、①ウイルス暴露量は関係ない②ウイルス感染後早期に嗅上皮脱落が生じる③感染後21日でも一部の嗅上皮は再生が不十分である事が、明らかにされた。


欧米学会がCOVID-19の嗅覚喪失に関する注意喚起:新型コロナウイルスによる嗅覚障害は、咳や発熱に先行して出現する可能性がある。 American Academy of Otolaryngology-Head and Neck Surgery 2020/03/22

新型コロナウイルス感染後、発熱、咳などに先行して嗅覚障害が出現する可能性があり、嗅覚消失のみの無症候性キャリアがCOVID-19の感染拡大に関与する可能性が懸念される。


新型コロナ、他の人に最も感染しやすいのは発症後5日間 「The Lancet Microbe」 英セント・アンドルース大 Muge Cevic氏ら 2020/11/19

新型コロナウイルス感染拡大をコントロールする上で重要な三つの要因である、体内ウイルス量の変化、ウイルスの排出期間、および生きたウイルスの排出される期間について調査。その結果、排出期間は、上気道で平均17.0日、下気道で14.6日、糞便中で17.2日、血清サンプルで16.6日であることが判った。また、ウイルス量は、上気道では発症後1週間でピークに達する事も判明。 報告されたウイルス量の最も多かったのは、発症時、あるいは発症後間もない時期、もしくは発症から3~5日目であり、その後は低下の一途をたどった。さらに、たとえウイルス量が多くとも、発症から9日目以降に生きたウイルスが患者から検出された報告はないことも明らかになった。そのほか、新型コロナウイルスに感染して発症した人と発症しなかった人との間で、ウイルス量は同程度であることも判明したとのこと。Cevik氏は、これら研究結果は、臨床現場において感染力がないことを示すためにPCR検査を繰り返す必要はないことを示唆するものだ。なぜなら、PCR検査でウイルス陽性が続いても、必ずしも他人に感染可能性があるとは限らないと結論ずけている。非重症者の場合、ウイルスが感染力を持つ期間は発症から10日程度だろうと述べている。 


コロナ重症度判定体外診断薬が承認:IL-6(インターロイキン6)を測定、18分で判定 ロッシュ・ダイアグノスティックス 2020/09

新型コロナウイルスに感染し重症化した患者では、炎症性サイトカインが過剰に産生され、サイトカインストームが生じ、急激に肺が損傷され死に至るケースがある。もともとIL-6は、感染症、外傷、自己免疫疾患などで発現が亢進する蛋白質。全身の様々な部位における免疫応答を活性化させるが、サイトカインストーム(免疫暴走)のように産生制御が乱れ過剰産生されると臓器障害を誘発する。IL-6の迅速な測定により、救急搬送、集中治療を必要とする患者の臓器障害重症度判定ができ、治療方針や治療強度の検討に有力な情報をもたらすことが期待できる。米国では、すでに食糧医薬品局がコロナ患者の人工呼吸挿管の必要性の判断をすることを目的に2020/5に緊急使用承認を行っている。


新型コロナワクチン 第1相試験開始  Kaiser Permanente Washington Health Reserch Insutitute(KPWHRI)米国立感染研究所(NIH)  2020/03/16

ワクチン修飾mRNA-1273の有効性、安全性を評価するために試験投与開始。1相試験に6週間ほど、計画通り進んでも、臨床現場使用には、一年から一年半かかる見通し。


インフルエンザ予防効果、N95マスク(医療従事者用特殊フィルターマスク)VS医療用マスクの比較検討試験 米国疾病予防管理センター(CDC)L,D,radonovichiJr氏ら。 JAMA 2019/09/03

インフルエンザ予防効果、N95マスク(医療従事者用特殊フィルターマスク)VS医療用マスクの比較検討試験 米国疾病予防管理センター(CDC)L,D,radonovichiJr氏ら。 JAMA 2019/09/03

外来医療従事者におけるN95マスクと医療用マスクの装着予防効果比較試験、その結果インフルエンザ罹患率についての有意差は認めれれなかった事が示された。米国7医療センター・137外来部門(2011/9-2015/5までのインフルエンザ及びウイルス性呼吸器感染症比較検証試験)で行ったクラスター無作為化プログマティック効果試験の比較結果。今まで両マスクの効果については結論が出ていなかったが、4年間の試験期間中、毎年、ウイルス性呼吸器感染症のピークになる12週間に、各医療センター内の外来部門を被験者数や患者数などでマッチングした結果、インフルエンザ罹患率は、N95マスク群8.2%、医療用マスク7.2%と差は認められなかったものの、マスク装着による、ウイルス性疾患の罹患率の低下ははっきりしたよう。


感音性難聴の新薬候補(FX-322)米国Frequency Therapeutics社 アステラス製薬 2019/07/19

現在、感音性難聴に対し承認されている標準治療はないが、同剤は、感音性難聴の主な原因となる内耳の有毛細胞の損傷や欠落に対し、内耳に存在する前駆細胞を有毛細胞へ分化させ、聴力の回復を促すとされる。FX-322はジェル状の製剤で、その中に低分子化合物が配合されている新薬候補物質。今のところ(臨床大1/2相試験済み)重篤な有害事象はみられず、複数の患者において聴覚機能の改善がみられたという。同剤は、再生の仕組みに注目したプログラムであり、今後の導入が期待される。


血液一滴で13がん腫を同時診断、日本発MiRNA(リキットバイオプシー)国立がん研究センター 2019/03/13

血液中に含まれるマイクロRNA(miRNA)をマーカーとして、多種のがんをどうじ診断する検査システムの開発が進み、実用化が近づいているようです。米国を中心に開発の進む血中循環腫瘍DNA(ctDNA)が知られていますが、従来の腫瘍マーカーが、癌細胞のアポトーシスに伴って血液中に検出されることと比較し、miRNAはがん細胞発生初期より血液中を循環するため、より早期の診断が可能だという。感度97%特異度92%出診断できることが確認されたという。100%でない限り、もちろん過剰診断には留意しなければならないが、非侵襲的であることを含め、次につながる早期のスクリーニングとしては、非常に有力であると言えそうです。


破壊ウイルスでがん消失、放射線治療を増強(岡山大 2019/1)

がん細胞だけを破壊するウイルス投与と放射線治療を併用する新療法(食道がん)
使用したウイルスは、同大学が開発したテロメイラシン。風邪ウイルスの一種で、アデノウイルスを癌細胞に感染した時にだけ増殖するように遺伝子を組み替えたもの。癌細胞のみを破壊するという。今後に期待。


市中肺炎球菌の8割以上がマクロライド系抗生剤に耐性 Jounal of Infection and Chemotherapy 電子版 2018/10/2  新潟大

肺炎球菌は、高齢者らに肺炎を起こすほか、小児らに中耳炎を引き起こす。以前は、抗生物質がよく奏効していたが、抗生物質の頻用が一因となり、年々効きにくい耐性菌が増加している。肺炎、小児の中耳炎の原因菌の一つである肺炎球菌について、薬剤耐性を正しく理解し、その対策を講じることが、今後重要になった。AMR(薬剤耐性)の知識を啓発することも重要となる。


80才以上の高齢者では、心血管疾患(CVD)リスクが聴力低下に関連。(米イエール大学 JAMA otolaryngology オンライン版2018/6/14)

CVD関連リスク(冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、脳血管イベント、喫煙)が、一つ以上あると、全くない対象者に比べ、低周波数領域での聴力低下との関連が認められるという。


子供の聴覚障害の疑い、妊娠期の母親の喫煙で1.75倍に(Paediatric and Perinatal Epidemiology  米学術誌オンライン版 京大)

後ろ向きコホート研究として検討。妊娠期に喫煙のない母親の子供に対して1.75倍、出生後4か月に目前で喫煙する同居者がいる場合子供は2.35倍聴覚障害判定を受けやすくなるという。同研究から胎児の蝸牛形成にニコチンが影響を与えている可能性が示唆された。
受動喫煙の聴覚へ与える影響については明らかではないが、難聴の原因の一つである中耳炎はタバコの副流煙があると治りにくいとされており、結果として聴覚に影響を与えている可能性があると言う。


抗生物質として汎用されているマクロライド系抗菌剤(クラリスロマイシンなど)が従来の抗菌作用とは別にもつ、免疫の調整や炎症を抑制する保護的作用のメカニズムを解明(PLOS Pathogen  オンライン版 2018/4/20  慶応大)

クラリスなどマクロライド系抗生剤の免疫調整作用、抗炎症作用に期待して、すでに臨床においては、各領域で使用されているが、いままでで詳細なメカニズムについてはほとんど明らかにされていなかった。今回研究グループは、この薬剤の投与によりMDSC細胞(骨髄由来免疫抑制細様性格を持つ細胞)が、肺や脾臓で増加、その増加したMDSCが免疫調整作用に主たる役割を果たしでいる事を解明。今後、免疫調整、抗炎症作用に限定した新薬の開発にも繋がるという。

緑茶は、口腔関連QOLに好影響(Europian Jounal of clinical Nutrition 2018/5/28   京都亀岡スタディ)

高齢者コホートで、緑茶摂取量一日三杯以上で、口腔健康に関連する生活の質(OHRQoL)不良リスクが減少


ヘリウムガスを使った宴会芸に注意(岡大、救急)

一般にヘリウムは、ヘモグロビンと結合せず生体酵素活性にも影響なくヘリウムそのものの毒性はありません。ヘリウム中毒は純粋(100%)ガスを吸い込んだ時に高濃度ヘリウムが肺の酸素と置き換わることで窒息を起こします。
市販されている変声用ガスはおおむねヘリウム80酸素20%程度なので死亡することはまずありません。ただし問題は風船をふくらませる為に使用されるヘリウムこれは100%ヘリウムガスです。これを直接吸い込むとこれ危険です。

血液検査一回で、8種類のがんを発見可能(米ジョンズ・ホプキンズ大キンゲルガンセンター)

大腸・肺卵巣膵臓肝臓食道で69~98%
乳房で33%
cancer seek70%

将来的には、一回500ドル程度で検査可能と想定

耳鳴の新たな治療ーデバイス治療(米ミシガン大)

米国民の15%に耳鳴があり、仕事や日常生活上の支障をきたす患者は延べ200万人に及ぶと言う。
今回、同大学では蝸牛神経核と呼ばれる脳組織の神経細胞である紡錘細胞が耳鳴の発生に関与していることを突き止め、聴覚と体性感覚を刺激するというデバイス治療に着目。将来の新たな治療法選択肢になりえる可能性。

GERD(胃食道逆流症)は、上部食道消化管がんリスクに関連(米Tulane University)

66才以上の米国人症例対象研究。GERDは、喉頭、下咽頭、中咽頭、扁桃、鼻咽腔との悪性腫瘍発生率が高いことと関連。更なる検討が必要。

薬物刺激が難聴治療に役立つ可能性(米ハーバード大学、Will J Mら)

哺乳類の蝸牛にあるLgr5陽性細胞が、薬物刺激に応答してクローン性増殖をすることが発見された。
今後の研究に期待。

鼻炎で小児喘息リスク4倍(フィンランド)

鼻炎で小児喘息リスク4倍(フィンランド)

フィンランドで、生後6か月までに細気管支炎で入院した小児の長期転機を研究。
5~7才児のアレルギー性鼻炎の罹患と、幼児期における母親の喘息が独立した危険因子として指摘。

花粉症、高齢者の方ほど楽に(子供は、重症化も)

衛生的になりすぎた環境で、細菌に感染する機会が減ってきている若い世代ほどアレルギー性疾患に罹りやすい傾向。一方で、高齢化に伴い異物を除去する免疫系の細胞が減弱しアレルギー反応が起こりにくくなる可能性。

慢性咳嗽(長引く咳)

a)  薬物性(血圧降下剤)、気道異物
b)  咳喘息、逆流性食道炎
c)  原因不明ー神経伝達経路系
d)  原因除外のための包括的検査ー高解像度胸部CT、気管支鏡

生活に支障のない程度にコントロールすることを目指すのが実際的

いびき、SAS(無呼吸症候群症候群)のスクリーニングを行う新規システム(徳島大学)

従来の睡眠ポリグラフ(PSG)と違い、患者に接することなく録音したいびき音声のみでスクリーニングを行う患者負担の少ない検査法。今後の検討が期待。


いびき、SAS(無呼吸症候群症候群)のスクリーニングを行う新規システム(徳島大学)

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医院名 医療法人 森田耳鼻咽喉科医院
院長 森田 隆匡
住所 〒350-0043
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診療科目 耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科
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