従来の睡眠ポリグラフ(PSG)と違い、患者に接することなく録音したいびき音声のみでスクリーニングを行う患者負担の少ない検査法。今後の検討が期待。
交通機関の騒音リスクについて検討ー騒音性難聴発症の可能性
a) 薬物性(血圧降下剤)、気道異物
b) 咳喘息、逆流性食道炎
c) 原因不明ー神経伝達経路系
d) 原因除外のための包括的検査ー高解像度胸部CT、気管支鏡
生活に支障のない程度にコントロールすることを目指すのが実際的
アメナリーブ:ウイルスの初期段階での増殖を抑制する、従来の抗ヘルペスウイルスとは異なる作用機序。
衛生的になりすぎた環境で、細菌に感染する機会が減ってきている若い世代ほどアレルギー性疾患に罹りやすい傾向。一方で、高齢化に伴い異物を除去する免疫系の細胞が減弱しアレルギー反応が起こりにくくなる可能性。
フィンランドで、生後6か月までに細気管支炎で入院した小児の長期転機を研究。
5~7才児のアレルギー性鼻炎の罹患と、幼児期における母親の喘息が独立した危険因子として指摘。
哺乳類の蝸牛にあるLgr5陽性細胞が、薬物刺激に応答してクローン性増殖をすることが発見された。
今後の研究に期待。
66才以上の米国人症例対象研究。GERDは、喉頭、下咽頭、中咽頭、扁桃、鼻咽腔との悪性腫瘍発生率が高いことと関連。更なる検討が必要。
米国民の15%に耳鳴があり、仕事や日常生活上の支障をきたす患者は延べ200万人に及ぶと言う。
今回、同大学では蝸牛神経核と呼ばれる脳組織の神経細胞である紡錘細胞が耳鳴の発生に関与していることを突き止め、聴覚と体性感覚を刺激するというデバイス治療に着目。将来の新たな治療法選択肢になりえる可能性。
大腸・肺・胃・卵巣・膵臓・肝臓・食道で69~98%
乳房で33%
cancer seek70%
将来的には、一回500ドル程度で検査可能と想定
ペット体毛皮膚などに付着した花粉などのアレルゲンを除去することが、人・ペット双方にとって有効なアレルギー対策
一般にヘリウムは、ヘモグロビンと結合せず生体酵素活性にも影響なくヘリウムそのものの毒性はありません。ヘリウム中毒は純粋(100%)ガスを吸い込んだ時に高濃度ヘリウムが肺の酸素と置き換わることで窒息を起こします。
市販されている変声用ガスはおおむねヘリウム80酸素20%程度なので死亡することはまずありません。ただし問題は風船をふくらませる為に使用されるヘリウムこれは100%ヘリウムガスです。これを直接吸い込むとこれ危険です。
高齢者コホートで、緑茶摂取量一日三杯以上で、口腔健康に関連する生活の質(OHRQoL)不良リスクが減少
クラリスなどマクロライド系抗生剤の免疫調整作用、抗炎症作用に期待して、すでに臨床においては、各領域で使用されているが、いままでで詳細なメカニズムについてはほとんど明らかにされていなかった。今回研究グループは、この薬剤の投与によりMDSC細胞(骨髄由来免疫抑制細様性格を持つ細胞)が、肺や脾臓で増加、その増加したMDSCが免疫調整作用に主たる役割を果たしでいる事を解明。今後、免疫調整、抗炎症作用に限定した新薬の開発にも繋がるという。
後ろ向きコホート研究として検討。妊娠期に喫煙のない母親の子供に対して1.75倍、出生後4か月に目前で喫煙する同居者がいる場合子供は2.35倍聴覚障害判定を受けやすくなるという。同研究から胎児の蝸牛形成にニコチンが影響を与えている可能性が示唆された。
受動喫煙の聴覚へ与える影響については明らかではないが、難聴の原因の一つである中耳炎はタバコの副流煙があると治りにくいとされており、結果として聴覚に影響を与えている可能性があると言う。
CVD関連リスク(冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、脳血管イベント、喫煙)が、一つ以上あると、全くない対象者に比べ、低周波数領域での聴力低下との関連が認められるという。
肺炎球菌は、高齢者らに肺炎を起こすほか、小児らに中耳炎を引き起こす。以前は、抗生物質がよく奏効していたが、抗生物質の頻用が一因となり、年々効きにくい耐性菌が増加している。肺炎、小児の中耳炎の原因菌の一つである肺炎球菌について、薬剤耐性を正しく理解し、その対策を講じることが、今後重要になった。AMR(薬剤耐性)の知識を啓発することも重要となる。
がん細胞だけを破壊するウイルス投与と放射線治療を併用する新療法(食道がん)
使用したウイルスは、同大学が開発したテロメイラシン。風邪ウイルスの一種で、アデノウイルスを癌細胞に感染した時にだけ増殖するように遺伝子を組み替えたもの。癌細胞のみを破壊するという。今後に期待。
血液中に含まれるマイクロRNA(miRNA)をマーカーとして、多種のがんをどうじ診断する検査システムの開発が進み、実用化が近づいているようです。米国を中心に開発の進む血中循環腫瘍DNA(ctDNA)が知られていますが、従来の腫瘍マーカーが、癌細胞のアポトーシスに伴って血液中に検出されることと比較し、miRNAはがん細胞発生初期より血液中を循環するため、より早期の診断が可能だという。感度97%特異度92%出診断できることが確認されたという。100%でない限り、もちろん過剰診断には留意しなければならないが、非侵襲的であることを含め、次につながる早期のスクリーニングとしては、非常に有力であると言えそうです。
現在、感音性難聴に対し承認されている標準治療はないが、同剤は、感音性難聴の主な原因となる内耳の有毛細胞の損傷や欠落に対し、内耳に存在する前駆細胞を有毛細胞へ分化させ、聴力の回復を促すとされる。FX-322はジェル状の製剤で、その中に低分子化合物が配合されている新薬候補物質。今のところ(臨床大1/2相試験済み)重篤な有害事象はみられず、複数の患者において聴覚機能の改善がみられたという。同剤は、再生の仕組みに注目したプログラムであり、今後の導入が期待される。
外来医療従事者におけるN95マスクと医療用マスクの装着予防効果比較試験、その結果インフルエンザ罹患率についての有意差は認めれれなかった事が示された。米国7医療センター・137外来部門(2011/9-2015/5までのインフルエンザ及びウイルス性呼吸器感染症比較検証試験)で行ったクラスター無作為化プログマティック効果試験の比較結果。今まで両マスクの効果については結論が出ていなかったが、4年間の試験期間中、毎年、ウイルス性呼吸器感染症のピークになる12週間に、各医療センター内の外来部門を被験者数や患者数などでマッチングした結果、インフルエンザ罹患率は、N95マスク群8.2%、医療用マスク7.2%と差は認められなかったものの、マスク装着による、ウイルス性疾患の罹患率の低下ははっきりしたよう。
新型コロナワクチン 第1相試験開始 Kaiser Permanente Washington Health Reserch Insutitute(KPWHRI)
米国立感染研究所(NIH) 2020/03/16
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ワクチン修飾mRNA-1273の有効性、安全性を評価するために試験投与開始。1相試験に6週間ほど、計画通り進んでも、臨床現場使用には、一年から一年半かかる見通し。
米国立衛生研究所(NIH)、米疾病対策センタ(CDC)、University of California他
Engl J Med 2020/03/17 online
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新型コロナウイルスに対して、エアゾールと物体(プラスティック、ステンレス、銅、段ボール)表面における安定性を実験的に評価。結果、暴露後エアゾールで3時間、銅表面で4時間、段ボール表面で24時間、プラスティックまたはステンレス表面では2~3日間検出されることが分った。従って、エアゾールや物質表面に付着したウイルスからヒトに感染する可能性が示唆された。これらの結果を踏まえ、米国立アレルギー感染研究所(NIAID)の、Vincent J.Munster氏らは、今回、より大きなアウトブレイクが発生した原因として、エアゾールや物質表面における安定性以外に、上気道内のウイルス量や無症候性感染者からのウイルス排出及び伝播が関係している可能性があると指摘。こうした現状に鑑み、様々なウイルス感染症予防策、①濃厚接触を避ける②むやみに目、鼻、口を触らない③症状があれば外出を控える④咳エチケットを守る⑤頻回に触れる物質とその表面は定期的に洗浄剤を噴霧して拭き取り清潔に保つ等を講じる重要性が確認された。
COVID-19(新型コロナウイルス)、不顕性患者(感染していても発病していない者)から、他者にウイルス感染伝播の可能性は極めてまれ WHO Media Briefing Maria Van K氏 2020/6/9=================================================================
各国よりの感染経路を細かく調査した結果、不顕性感染者による二次伝播は、確認されていないと説明。今後もデータを注視と。
コロナ重症度判定体外診断薬が承認:IL-6(インターロイキン6)を測定、18分で判定
ロッシュ・ダイアグノスティックス 2020/09
==================================================================新型コロナウイルスに感染し重症化した患者では、炎症性サイトカインが過剰に産生され、サイトカインストームが生じ、急激に肺が損傷され死に至るケースがある。もともとIL-6は、感染症、外傷、自己免疫疾患などで発現が亢進する蛋白質。全身の様々な部位における免疫応答を活性化させるが、サイトカインストーム(免疫暴走)のように産生制御が乱れ過剰産生されると臓器障害を誘発する。IL-6の迅速な測定により、救急搬送、集中治療を必要とする患者の臓器障害重症度判定ができ、治療方針や治療強度の検討に有力な情報をもたらすことが期待できる。米国では、すでに食糧医薬品局がコロナ患者の人工呼吸挿管の必要性の判断をすることを目的に2020/5に緊急使用承認を行っている。
新型コロナ、他の人に最も感染しやすいのは発症後5日間
「The Lancet Microbe」 英セント・アンドルース大 Muge Cevic氏ら 2020/11/19
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新型コロナウイルス感染拡大をコントロールする上で重要な三つの要因である、体内ウイルス量の変化、ウイルスの排出期間、および生きたウイルスの排出される期間について調査。その結果、排出期間は、上気道で平均17.0日、下気道で14.6日、糞便中で17.2日、血清サンプルで16.6日であることが判った。また、ウイルス量は、上気道では発症後1週間でピークに達する事も判明。 報告されたウイルス量の最も多かったのは、発症時、あるいは発症後間もない時期、もしくは発症から3~5日目であり、その後は低下の一途をたどった。さらに、たとえウイルス量が多くとも、発症から9日目以降に生きたウイルスが患者から検出された報告はないことも明らかになった。そのほか、新型コロナウイルスに感染して発症した人と発症しなかった人との間で、ウイルス量は同程度であることも判明したとのこと。Cevik氏は、これら研究結果は、臨床現場において感染力がないことを示すためにPCR検査を繰り返す必要はないことを示唆するものだ。なぜなら、PCR検査でウイルス陽性が続いても、必ずしも他人に感染可能性があるとは限らないと結論ずけている。非重症者の場合、ウイルスが感染力を持つ期間は発症から10日程度だろうと述べている。
医院名 | 医療法人 森田耳鼻咽喉科医院 |
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院長 | 森田 隆匡 |
住所 | 〒350-0043 埼玉県川越市新富町2丁目21-8 |
診療科目 | 耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科 |
電話番号 | 049-222-1535 |
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