臨床ニュース UP TO DATE

いびき、SAS(無呼吸症候群症候群)のスクリーニングを行う新規システム(徳島大学)

従来の睡眠ポリグラフ(PSG)と違い、患者に接することなく録音したいびき音声のみでスクリーニングを行う患者負担の少ない検査法。今後の検討が期待。

いびき、SAS(無呼吸症候群症候群)のスクリーニングを行う新規システム(徳島大学)

通勤通学時の騒音による難聴(トロント大学)

交通機関の騒音リスクについて検討ー騒音性難聴発症の可能性

慢性咳嗽(長引く咳)

a)  薬物性(血圧降下剤)、気道異物
b)  咳喘息、逆流性食道炎
c)  原因不明ー神経伝達経路系
d)  原因除外のための包括的検査ー高解像度胸部CT、気管支鏡

生活に支障のない程度にコントロールすることを目指すのが実際的

慢性咳嗽(長引く咳)

帯状疱疹(ヘルペスウイルス感染症)に対する新薬

アメナリーブ:ウイルスの初期段階での増殖を抑制する、従来の抗ヘルペスウイルスとは異なる作用機序。

花粉症、高齢者の方ほど楽に(子供は、重症化も)

衛生的になりすぎた環境で、細菌に感染する機会が減ってきている若い世代ほどアレルギー性疾患に罹りやすい傾向。一方で、高齢化に伴い異物を除去する免疫系の細胞が減弱しアレルギー反応が起こりにくくなる可能性。

鼻炎で小児喘息リスク4倍(フィンランド)

鼻炎で小児喘息リスク4倍(フィンランド)

フィンランドで、生後6か月までに細気管支炎で入院した小児の長期転機を研究。
5~7才児のアレルギー性鼻炎の罹患と、幼児期における母親の喘息が独立した危険因子として指摘。

薬物刺激が難聴治療に役立つ可能性(米ハーバード大学、Will J Mら)

哺乳類の蝸牛にあるLgr5陽性細胞が、薬物刺激に応答してクローン性増殖をすることが発見された。
今後の研究に期待。

GERD(胃食道逆流症)は、上部食道消化管がんリスクに関連(米Tulane University)

66才以上の米国人症例対象研究。GERDは、喉頭、下咽頭、中咽頭、扁桃、鼻咽腔との悪性腫瘍発生率が高いことと関連。更なる検討が必要。

耳鳴の新たな治療ーデバイス治療(米ミシガン大)

米国民の15%に耳鳴があり、仕事や日常生活上の支障をきたす患者は延べ200万人に及ぶと言う。
今回、同大学では蝸牛神経核と呼ばれる脳組織の神経細胞である紡錘細胞が耳鳴の発生に関与していることを突き止め、聴覚と体性感覚を刺激するというデバイス治療に着目。将来の新たな治療法選択肢になりえる可能性。

血液検査一回で、8種類のがんを発見可能(米ジョンズ・ホプキンズ大キンゲルガンセンター)

大腸・肺卵巣膵臓肝臓食道で69~98%
乳房で33%
cancer seek70%

将来的には、一回500ドル程度で検査可能と想定

ペットと花粉症(東京アレルギー呼吸器疾患研究所・ライオン商事)

ペットと花粉症(東京アレルギー呼吸器疾患研究所・ライオン商事)

ペット体毛皮膚などに付着した花粉などのアレルゲンを除去することが、人・ペット双方にとって有効なアレルギー対策

ヘリウムガスを使った宴会芸に注意(岡大、救急)

一般にヘリウムは、ヘモグロビンと結合せず生体酵素活性にも影響なくヘリウムそのものの毒性はありません。ヘリウム中毒は純粋(100%)ガスを吸い込んだ時に高濃度ヘリウムが肺の酸素と置き換わることで窒息を起こします。
市販されている変声用ガスはおおむねヘリウム80酸素20%程度なので死亡することはまずありません。ただし問題は風船をふくらませる為に使用されるヘリウムこれは100%ヘリウムガスです。これを直接吸い込むとこれ危険です。

化学療法(抗がん剤)や放射線照射に伴う口内炎の治療に新たな選択肢(ゲル化用保護剤)、2018年5月登場(亀田総合病院、腫瘍内科)か。

緑茶は、口腔関連QOLに好影響(Europian Jounal of clinical Nutrition 2018/5/28   京都亀岡スタディ)

高齢者コホートで、緑茶摂取量一日三杯以上で、口腔健康に関連する生活の質(OHRQoL)不良リスクが減少

抗生物質として汎用されているマクロライド系抗菌剤(クラリスロマイシンなど)が従来の抗菌作用とは別にもつ、免疫の調整や炎症を抑制する保護的作用のメカニズムを解明(PLOS Pathogen  オンライン版 2018/4/20  慶応大)

クラリスなどマクロライド系抗生剤の免疫調整作用、抗炎症作用に期待して、すでに臨床においては、各領域で使用されているが、いままでで詳細なメカニズムについてはほとんど明らかにされていなかった。今回研究グループは、この薬剤の投与によりMDSC細胞(骨髄由来免疫抑制細様性格を持つ細胞)が、肺や脾臓で増加、その増加したMDSCが免疫調整作用に主たる役割を果たしでいる事を解明。今後、免疫調整、抗炎症作用に限定した新薬の開発にも繋がるという。

子供の聴覚障害の疑い、妊娠期の母親の喫煙で1.75倍に(Paediatric and Perinatal Epidemiology  米学術誌オンライン版 京大)

後ろ向きコホート研究として検討。妊娠期に喫煙のない母親の子供に対して1.75倍、出生後4か月に目前で喫煙する同居者がいる場合子供は2.35倍聴覚障害判定を受けやすくなるという。同研究から胎児の蝸牛形成にニコチンが影響を与えている可能性が示唆された。
受動喫煙の聴覚へ与える影響については明らかではないが、難聴の原因の一つである中耳炎はタバコの副流煙があると治りにくいとされており、結果として聴覚に影響を与えている可能性があると言う。

80才以上の高齢者では、心血管疾患(CVD)リスクが聴力低下に関連。(米イエール大学 JAMA otolaryngology オンライン版2018/6/14)

CVD関連リスク(冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、脳血管イベント、喫煙)が、一つ以上あると、全くない対象者に比べ、低周波数領域での聴力低下との関連が認められるという。

市中肺炎球菌の8割以上がマクロライド系抗生剤に耐性 Jounal of Infection and Chemotherapy 電子版 2018/10/2  新潟大

肺炎球菌は、高齢者らに肺炎を起こすほか、小児らに中耳炎を引き起こす。以前は、抗生物質がよく奏効していたが、抗生物質の頻用が一因となり、年々効きにくい耐性菌が増加している。肺炎、小児の中耳炎の原因菌の一つである肺炎球菌について、薬剤耐性を正しく理解し、その対策を講じることが、今後重要になった。AMR(薬剤耐性)の知識を啓発することも重要となる。

破壊ウイルスでがん消失、放射線治療を増強(岡山大 2019/1)

がん細胞だけを破壊するウイルス投与と放射線治療を併用する新療法(食道がん)
使用したウイルスは、同大学が開発したテロメイラシン。風邪ウイルスの一種で、アデノウイルスを癌細胞に感染した時にだけ増殖するように遺伝子を組み替えたもの。癌細胞のみを破壊するという。今後に期待。

血液一滴で13がん腫を同時診断、日本発MiRNA(リキットバイオプシー)国立がん研究センター 2019/03/13

血液中に含まれるマイクロRNA(miRNA)をマーカーとして、多種のがんをどうじ診断する検査システムの開発が進み、実用化が近づいているようです。米国を中心に開発の進む血中循環腫瘍DNA(ctDNA)が知られていますが、従来の腫瘍マーカーが、癌細胞のアポトーシスに伴って血液中に検出されることと比較し、miRNAはがん細胞発生初期より血液中を循環するため、より早期の診断が可能だという。感度97%特異度92%出診断できることが確認されたという。100%でない限り、もちろん過剰診断には留意しなければならないが、非侵襲的であることを含め、次につながる早期のスクリーニングとしては、非常に有力であると言えそうです。

感音性難聴の新薬候補(FX-322)米国Frequency Therapeutics社 アステラス製薬 2019/07/19

現在、感音性難聴に対し承認されている標準治療はないが、同剤は、感音性難聴の主な原因となる内耳の有毛細胞の損傷や欠落に対し、内耳に存在する前駆細胞を有毛細胞へ分化させ、聴力の回復を促すとされる。FX-322はジェル状の製剤で、その中に低分子化合物が配合されている新薬候補物質。今のところ(臨床大1/2相試験済み)重篤な有害事象はみられず、複数の患者において聴覚機能の改善がみられたという。同剤は、再生の仕組みに注目したプログラムであり、今後の導入が期待される。

インフルエンザ予防効果、N95マスク(医療従事者用特殊フィルターマスク)VS医療用マスクの比較検討試験 米国疾病予防管理センター(CDC)L,D,radonovichiJr氏ら。 JAMA 2019/09/03

インフルエンザ予防効果、N95マスク(医療従事者用特殊フィルターマスク)VS医療用マスクの比較検討試験 米国疾病予防管理センター(CDC)L,D,radonovichiJr氏ら。 JAMA 2019/09/03

外来医療従事者におけるN95マスクと医療用マスクの装着予防効果比較試験、その結果インフルエンザ罹患率についての有意差は認めれれなかった事が示された。米国7医療センター・137外来部門(2011/9-2015/5までのインフルエンザ及びウイルス性呼吸器感染症比較検証試験)で行ったクラスター無作為化プログマティック効果試験の比較結果。今まで両マスクの効果については結論が出ていなかったが、4年間の試験期間中、毎年、ウイルス性呼吸器感染症のピークになる12週間に、各医療センター内の外来部門を被験者数や患者数などでマッチングした結果、インフルエンザ罹患率は、N95マスク群8.2%、医療用マスク7.2%と差は認められなかったものの、マスク装着による、ウイルス性疾患の罹患率の低下ははっきりしたよう。

新型コロナワクチン 第1相試験開始  Kaiser Permanente Washington Health Reserch Insutitute(KPWHRI)

米国立感染研究所(NIH)  2020/03/16

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ワクチン修飾mRNA-1273の有効性、安全性を評価するために試験投与開始。1相試験に6週間ほど、計画通り進んでも、臨床現場使用には、一年から一年半かかる見通し。

新型コロナウイルス、環境内で数時間~数日生存

米国立衛生研究所(NIH)、米疾病対策センタ(CDC)、University of California他 

Engl J Med  2020/03/17 online

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新型コロナウイルスに対して、エアゾールと物体(プラスティック、ステンレス、銅、段ボール)表面における安定性を実験的に評価。結果、暴露後エアゾールで3時間、銅表面で4時間、段ボール表面で24時間、プラスティックまたはステンレス表面では2~3日間検出されることが分った。従って、エアゾールや物質表面に付着したウイルスからヒトに感染する可能性が示唆された。これらの結果を踏まえ、米国立アレルギー感染研究所(NIAID)の、Vincent J.Munster氏らは、今回、より大きなアウトブレイクが発生した原因として、エアゾールや物質表面における安定性以外に、上気道内のウイルス量や無症候性感染者からのウイルス排出及び伝播が関係している可能性があると指摘。こうした現状に鑑み、様々なウイルス感染症予防策、①濃厚接触を避ける②むやみに目、鼻、口を触らない③症状があれば外出を控える④咳エチケットを守る⑤頻回に触れる物質とその表面は定期的に洗浄剤を噴霧して拭き取り清潔に保つ等を講じる重要性が確認された。

森田耳鼻咽喉科医院のご案内

医院名 医療法人 森田耳鼻咽喉科医院
院長 森田 隆匡
住所 〒350-0043
埼玉県川越市新富町2丁目21-8
診療科目 耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科
電話番号 049-222-1535

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