専門的な話題

花粉症のこころえ

花粉症のこころえ

<1>花粉症に良くない飲食物
刺激性の高い香辛料、アルコール(抗アレルギー剤との併用は、過度の眠気を誘います)、タバコなど。
<2>食事
花粉症の背景には食生活の欧米化が潜んでいます。高カロリー、高蛋白の食事、ファーストフードなどは避けたほうが無難でしょう。また、ほうれん草、トマト、茄子などヒスタミン(かゆみ等の誘因となる物質)を含む野菜が知られていますが、これらは極少量なので花粉症を助長する物とは考えられません。特に食事のメニュー、サプリ等にはこだわる必要はないでしょう。
<3>室内での心得
快晴の日などは部屋を閉めてください。喚起が必要な場合は、花粉の少ない夜間にしましょう。また快晴の日に布団を干す事もよくありません。(花粉が室内に入り込みます)
<4>外出時の心得
時間帯を考えましょう。大まかに言えば花粉の多い午前中は避けましょう。だだし、スギ林などの無い市街地では、飛散するまでの時間差があるのでむしろ午前中か夕方以降の外出が良いでしょう。マスク、帽子、めがねなども忘れずに。
<5>帰宅時の心得
身体、衣服に付いた花粉を払い落とすことも必要です。パパット軽く払う程度(拡散させるのではなく優しく払い落とす事)で効果があります。
<6>花粉症治療
診療のご案内、花粉症対策についての項目を参照してください。

スギ・ダニ舌下免疫療法

スギ舌下免疫療法

舌下免疫療法とはスギまたはダニに対する抗体陽性の患者さんのみが対象です。対象年齢は、12才から63才、一部対象外症例も御座います。
舌下免疫療法(アレルギー免疫療法)とは、別名、減感作療法とも呼ばれるもので、アレルゲン(アレルギーの原因、今回はスギまたはダニ)となるものを徐々に与えて抵抗力を付けるという方法です。
方法としては、従来行われていた皮下注射と今回の舌下投与法があります。注射法は、治療中のショック等がみられるため、医師の管理下で行われてきたという歴史がありますが、今回の舌下投与法は、重篤な副作用も少なく、比較的安全に行え、患者さん自分自身で投与するものです。
治療効果は、70%程度の方に有効とされています。ただし、毎日ご自身で投与を行って頂くため、すぐに休薬してしまいそうな方には不向きです。

舌下免疫療法は、体質改善の治療法です。
病院で処方される薬を飲むのと同程度以上の効果があると考えられ、花粉症飛散時期の症状抑制効果と、今まで使っていたアレルギーの薬を減量することが期待できます。

初診の方のみ、予約が必要です。電話にて日時の予約を取り御来院下さい。 

また、2018年から、従来の舌下液の他、舌下錠が処方可能となり、対象年齢も引き下げられました。

治療開始時期は、スギの場合は、スギのシーズンとかけ離れた秋頃が良いでしょう。シーズン中、特に1月から5月は開始できません。 

2018年より、対象年齢が舌下液は12歳と変わらず、一方、舌下錠は5歳以上からと変更になりましたが、舌下錠は舌下液に比べ高濃度のアレルゲンを含むため小児へは今のところ慎重投与が必要と考えます。

頭頚部腫瘍(特に癌)とは

頭頚部腫瘍(特に癌)とは

頭頚部癌の発生率は、代表的な頭頚部癌のうち、人口10万人に対して、口腔咽頭癌は8.6人、喉頭がんは2.8人などすべての癌の5%程度と考えられ、全体としての数は少ないのですが、鼻、副鼻腔、耳下腺、舌、喉頭、咽頭、側頸部等、種類が非常に多く、発生原因や治療法、予後が異なるのが特徴です。初期症状としましては、

  1. 上顎洞癌(鼻の癌):片側性の鼻出血の持続、頬部違和感、腫脹。
  2. 上咽頭癌:耳閉感、鼻閉、頭重感、頚部のしこり。
  3. 中咽頭癌:扁桃腺周囲の潰瘍、口臭、嚥下時違和感。
  4. 下咽頭癌:嚥下時違和感、頚部のしこり。
  5. 舌癌:舌辺縁部の硬いしこり、出血。
  6. 喉頭癌:喫煙習慣のある人、長引く声がれ、嚥下時違和感、痰に血が混じる等です。 
  7. 悪性リンパ腫:急激に増大する側頸部のしこり
いずれにしても特徴的な症状は少なく、しいて言えば、痛みよりは原因のはっきりしない出血が続いたり、様々な形での違和感がみられることが多いようです。
気になる事がありましたら御相談下さい。場合により適切な専門病院に紹介させて頂きます。

ご高齢者に多い病気

1.誤嚥 2.嗄声 3.味覚障害 4.老人性難聴及び耳鳴り

中でも誤嚥に関しては、最も注意が必要です。

中でも誤嚥に関しては、最も注意が必要です。

高齢化に伴い、唾液分泌量の低下、知覚鈍麻、咀嚼筋の衰え等により食べ物をスムーズに食道へ流し込む動作に障害が生じ、誤って気管内に食物が入ってしまう、いわゆる誤嚥が発生しやすくなります。これを度々繰り返す事により嚥下性肺炎を引き起こし、命の危険に関わるケースもあります。高齢化に伴いこの嚥下性肺炎の発生率が近年非常に高まってきています。
ご高齢者の方で①肺炎に罹ったことがある②食事中よくむせる③食事中又は食後に喉にゴロゴロする感じがする④胸に食べ物が残ったり詰まっている感覚がある等の症状がみられる方は、嚥下機能検査を受けてみる必要があるかも知れません。
方法としては、
(A)問診(B)身体機能の評価(C)口腔、咽頭、喉頭の診察:自覚症状のない場合でも、軟口蓋(のどちんこの上の柔らかい部分)や声帯の神経麻痺によっても嚥下障害が起こる場合がありますので、神経や筋肉(声帯筋群など)の動きをチェックします。(D)嚥下内視鏡検査(ケースによって嚥下造影検査追加)(E)治療方針、嚥下指導、訓練 といった形で行います。お困りの方は、ご相談ください。

つぎに嗄声

声帯筋群(輪状甲状筋、声帯筋、甲状披裂筋、披裂筋、外側輪状披裂筋、後輪状披裂筋)の振動により声は創り出されますが、加齢とともに、筋力の低下、肺活量呼出量の低下による発声障害も見られます。
主に、内視鏡による筋肉と披裂部軟骨の動きなどにより原因を探っていきます。

味覚障害、難聴、耳鳴り

加齢に伴う難聴は、コミュニケーション能力の低下を招き、意欲低下や認知の低下、脳の萎縮などに影響を及ぼすことが分って来ています。最新では、内耳の再生(再生医療)も取り上げられてはいますが、まだ現実的ではありません。加齢性難聴は、音は分るが聞き取りにくいという特徴があり、補聴器の良い適応です。しかし、年齢的に、機械に不慣れな点や、周囲のノイズによる影響など問題点も多くあります。
味覚に関しては、加齢に伴う唾液量の低下、随伴する舌表面の乾燥味蕾細胞の変化がありますので、人口唾液等の使用が有効なケースもみられます。

めまい(眩暈症)の主な原因とは

眩暈症(めまい)の原因は種々多彩です。代表的なものでは、

  1. 全身性疾患:低血圧、高血圧、貧血、糖尿病、不整脈
  2. 心因性眩暈:自律神経失調症(交感神経、副交感神経の乱れによるもの)、うつ病、パニック障害などの精神疾患。
  3. 頚椎疾患:首の骨の変形に由来する神経圧迫又は循環障害によるもの。
  4. 婦人科的な女性ホルモンバランスの乱れに由来するもの。
  5. 脳血管障害及び脳腫瘍:なかでも椎骨脳底動脈循環不全症(一過性脳虚血発作など)はめまい以外の神経学的異常のみられない方では考慮すべきでしょう。
  6. いわゆる耳鼻科的めまい:代表的にはメニエール病(難聴、めまい、耳鳴り)ですが、その他発作性頭位眩暈症(頭を動かした時に起き易い)、前庭神経炎(内耳に炎症感染が及んだ状態)、聴神経腫瘍(非常に稀な疾患)など。
  7. 夏と関連したものでは、熱疲労(低体温、徐脈、血圧低下)、熱中症(脱水等に由来する症状)等。

このようにその原因は多くの診療科に及びます。

このようにその原因は多くの診療科に及びます。
故に、内科、整形外科、婦人科、脳外科、耳鼻科的な見地からのチェックが必要でしょう。

例えば頭痛、麻痺等伴う場合は神経内科、脳外科。立ちくらみ眼前暗黒感等伴う場合は、内科、循環器科。耳鳴り、難聴が伴う場合は、耳鼻科。このように適切な診療科を受診することが必要です。

森田耳鼻咽喉科医院のご案内

医院名 医療法人 森田耳鼻咽喉科医院
院長 森田 隆匡
住所 〒350-0043
埼玉県川越市新富町2丁目21-8
診療科目 耳鼻咽喉科・気管食道科・アレルギー科
電話番号 049-222-1535

ご相談・お問合せ

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